横浜産の最旬完熟トマト。食べ頃のトマトだけを収穫して当日に発送します。

2024年のトマト

2024年のトマト作り、始まりました。

2024年完熟トマトの栽培日記です

完熟トマトの準備から収穫まで

苗の定植

毎年、ハウスに約600本の苗を手作業で植えています。1本1本丁寧に育てるためには最適な規模での栽培が必要です。

トマトの成長にあわせた丁寧な管理

トマトはとてもデリケート

トマトは日本の夏の高温多湿な環境は苦手です。そしてトマトは病気にかかりやすく、病気の種類がとても多い野菜。そのため病気を防ぐために他の野菜よりも丁寧に注意して育てる必要があるのです。

トマトは1本の苗からたくさんの実がつきます

トマトは地面に近い下から数えて、1段目から12段目まで実がつきます。一度に実がつくわけではなく下から順番に育っていくので、成長のスピードをみながらすべての段に対して適切なタイミングで、受粉、花びらとり、摘果などの管理作業を行う必要があります。

また、その年の気候によってハウス内の温度管理やトマトに与える水の量などの調整も収穫を終えるまで気が抜けません。

苗の誘引、受粉、摘果などを手作業で行います

太陽をたくさん浴びて成長しやすいように、苗が30~40cmになったら上から吊るした紐を苗に結び、真っすぐに上に伸びるように形を整えます。

1段で7個くらい実がつきますが、ひとつの実を大きく育てるために4個のみ実を残し、その他の実を摘み取ります。

トマトの受粉を人の手で行う

果実が実るためには受粉が必要です。トマトは風で揺らされて花粉が落ち受粉するため、温室内では受粉できません。そこでハチを使って受粉させるのが一般的な方法です。

小間園芸が手による受粉にこだわるのは、トマトの種が大きくなる傾向が見られるからです。お客様の中には入れ歯の方もいらっしゃいます。小さい種が入り込んでしまうと痛くなってしまう。そうしたお客様の声を大事にしていきたいのです。

大切なのは、受粉のタイミング。受粉させるのは一度だけです。受粉を忘れてしまうと、実がなりません。また、一本の苗でも、受粉させるタイミングが違うので、ひとつひとつの花を見て、これは受粉させる、これはまだ、これは受粉させた、ということを覚えておく必要があります。

ひとつひとつ丁寧に確認します
トマトの花びらを手で取り除く

ハチを使って受粉する場合には、花びらを手で取る作業は必要ありませんが、小間園芸では手作業による受粉を行っているので欠かせない作業です。

小さい実に触れないようにしながら花びらを取ります。実に触れてしまうと、傷が残ったまま実が成長してしまいます。実に跡が残り、売れなくなってしまうのでとても神経を使う作業です。

これがトマトとして大きく成長していく実の部分です
トマトの脇芽を摘み取る

トマトはすべての葉の付け根から脇芽が出ます。そのままにしておくとすべての枝に果実が実って、必要な養分が行き渡らなくなり、実が小さくなり美味しいトマトは育ちません。また脇芽を摘まないとトマトは横に広がって成長します。隣の茎・葉と重なって蒸れた状態になり、管理が難しく病気の原因にもなります。

脇芽を摘み取り1本の主となる茎に栄養が集中させて、上へと成長するように導いていきます。トマトの実が大きく育ち、味も良くなると同時に、管理がしやすくなるので、病気を未然に防げます。

脇芽を摘み取る作業は天候がいい晴れた日にやります。掻いた跡はトマトにとっては傷口のような状態なので、早く乾く状態にしないと病気の原因になります。

これが脇芽を掻いた跡です

収穫

5月から始まり、8月上旬頃まで続きます。

片付けと来年度の苗の発注

収穫が終了したら根を抜き、搬出しやすいように樹を2~3週間乾燥させます。乾燥後、搬出し片づけます。

年間の作業カレンダー

準備から収穫まで、1年を通じてトマトの作業を行っています。どんなことをしているのか、完熟トマトの年間作業をご紹介します。トマトの収穫は5月から始まりますが、それ以外の期間もトマトの手入れはずっと行っています。

8月●販売終了とトマトの片付け
この年のトマトの販売が終了。トマトの片付けをします。
株を根から引き抜いて2~3週間乾燥させ、トマトハウスから外に運び出します。
乾燥させて軽くなってはいますが、約600本の株を運び出すのはかなり大変な作業です。
9月●苗の発注
この時期に来年用のトマトの苗を発注します。しっかりとした健康的な苗を育ててくれる業者さんにお願いしています。
10~12月●定植の準備
トマト畑にまく肥料の管理をしながら、12月に肥料を散布。
トマトがしっかり育つ土づくりを行います。
1月●苗の定植
トマトの苗が、中旬から下旬頃に到着します。(その年によって時期が前後します)
苗の状態をしっかりと確認し、準備を整えたら苗を植える作業を行います。
2月●人の手で受粉、花を咲かせる
苗の成長にあわせて手作業で受粉を行い、花を咲かせます。
3月●トマトの実がつきはじめる
脇芽掻きをして、トマトの茎を上へと成長させていきます。
花が咲いて実がつきはじめたら、花びらを手作業で取ります。
ある程度の大きさに実が育ってきたら、摘果を行い4つの実になるように調整します。
この時期、夜はまだ気温が下がる日もあるので、
内をトマトが育ちやすい温度に保つように気を配る必要があります。
4月●トマトが赤い色になる
地面に近い一番下とその上の段に次いで、3段目以降のトマトの摘果作業が始まる頃です。
1段目、2段目のトマトは大きく育ち始めるが、まだ赤くはないですがトマトの強い香りを放ち始めます。
下旬頃になると、赤く色づいたトマトが出てきます。
5月●収穫・販売がはじまる
赤くなるトマトが2段目にも多く揃ってきて、1段目のトマトの収穫が始まります。
収穫が安定してきたら、直売所やオンラインショップでの販売開始です。
中旬くらいから2段目の収穫が始まり、6段目、7段目にも実がついたり、花が咲きはじめます。
このころには9段目の受粉が始まります。
6月●まだまだ成長中です
3段目、4段目以降の収穫が始まり、10段目、11段目にも実がついたり、花が咲きはじめます。
7月●収穫・販売のラストスパート
5段目以降の収穫が始まります。だいたい7月中まで収・販売が続きます。

小間園芸の完熟トマトとは?

トマトが一番美味しい状態で届けるため、収穫当日に発送します

食べ頃のトマトだけを収穫して当日に発送します。

人の手をかけて丁寧に育てます

1本1本丁寧に育てるためには最適な規模での栽培が必要です。小間園芸では、毎年500~600本のトマトの苗を育てます。

小間園芸の父
まさに「旬」で「新鮮」なトマトをお届けします。甘さの中に適度な酸味もあり、「これぞトマト!」と実感できる味わいです。

小間園芸のトマト美味しい食べ方

小間園芸のトマトは、生でそのままお召し上がりください

  • 冷やさず、常温をキープ
  • お手ふきを用意し、そのままガブリ!
  • 好みで塩、オリーブオイル、マヨネーズ、すりおろしたタマネギなどと合わせる

小間園芸のこだわり

安心・安全な品質の野菜、加工品を作り続けています

小間園芸は、横浜市泉区で年間70種類を超える野菜や果物を栽培し、50種類を超える加工品を生産販売しています。“野菜本来の味”を大切にし、新鮮な野菜を消費者の皆様に召し上がっていただくために、収穫から販売までの時間を極力短くしています。

祖父の代から、野菜の栽培は、土づくりからこだわっています。土の状態を見ながら畑に完熟堆肥を入れ、野菜が育成しやすいように土を柔らかくし、水はけ水持ちが良くなるよう常に調整しています。

小間園芸は直売を大切にしています

「生産者の顔が見える野菜作り」を心掛けています。お客様の声を直接聞ける、お客様が直接私たち生産者に声を届けられる、私たち生産者の気持ちをお客様に直接届けられる。

直売にこだわることによって、お客様と生産者の間に壁を作らず、ダイレクトにコミュニケーションを取れるよう取り組んでいます。それが、お客様にとっての安心・安全な品質へ繋がると考えています。

直売所情報

  • 日時:毎週火・木曜 AM9:00〜PM13:00 毎週土曜 AM9:00-PM17:00 ※8~9月は秋冬野菜の準備のため、毎週火曜日と土曜日の営業となります。
  • 住所:神奈川県横浜市泉区上飯田町3602